不動産の法律ガイド



代表と代理の違いについて

代表と代理ではその責任の所在が異なるのですか?

法人や団体が何らかの活動を行う場合には、当たり前ですが人がそれを行います。

その際、「代表」あるいは「代理」といった肩書きで行動することがあるのですが、この2つは似ているように思えて、実は責任の所在は全く異なります。

どのように責任の所在が異なるのですか?

「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」では、すべての事務について理事が「代表」すると規定されています。

理事が2名以上いたとしても、それぞれが法人を代表することになります。つまり、すべての範囲にわたりその法人の事務全般を司るのが「代表」ということになります。

これに対して「代理」が行うのは、事務の中の法律行為、具体的には契約の締結などのみです。

なので、「代表」法人の関係は、「代理」と法人の関係よりも密接といえます。

ちなみに、代表が行う事務の中には、当然法律行為も含まれています。


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