部屋を借りる際というのは、敷金だけでなく礼金も取られるケースが多いですが、この礼金の性格は権利金と同様のものです。

なお、住居用の場合は家賃2か月分が一般的ですが、営業用店舗などでは、かなり高額な権利金が必要になります。

権利金とは、借地権や借家権の対価として、借りた側から貸した側に支払われる「返還請求を伴わない一時金」のことをいいます。

契約時に保証金というものをとられるケースが多くなっているようですが、これは契約の内容によって次のように異なります。

■敷金と同様に、借主に債務の担保として扱われるケース
■返還請求を伴わない礼金と同様の性格を持つケース

よく性犯罪についての報道で耳にするのが、この「公序良俗」というフレーズです。これは「公の秩序、善良の風俗」を略したもので、民法第90条には次のように規定されているものです。

⇒　「公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は無効とする」

つまり公序良俗というのは、社会的に妥当だとされる道徳観ということです。なので、公序良俗に反するのは、性に関わる犯罪だけではありません。

殺人を請け負ったり、博打や投票権の売買をしても公序良俗違反とされます。