子供が学校でいじめられているのに、先生が積極的に動いてくれない場合は?
学校でのいじめというのは、子供に心理的・身体的影響が生じ、精神的発達に大きな悪影響を与えます。
また、場合によっては、自ら命を絶つような事態にもなりかねません。
そうした事態に陥らないためにも、親は子供の発するサインを見逃さず、いじめに気づいたら、早期に教師や学校に相談し、いじめている子供の保護者とも協力して対処に当たることが大切です。
とはいえ、いじめが起きていても担任の先生が積極的に動いてくれないケースというのはよくあることです。
教員の義務とは?
教員というのは、そもそも、学校において生徒の安全の確保に配慮すべき義務があります。
特に、生徒の生命、身体、精神、財産等に大きな悪影響ないし危害が及ぶおそれがあるようなときには、それを未然に防ぐために、適切な措置を講じる義務があるといえます。
よって、それにもかかわらず、学校の対応が不十分なために、子供が事故にあったり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったりした場合には、学校やいじめた子供の親に対して損害賠償請求をすることができます。
校長や教育委員会への相談
上記のように裁判を起こしたとしても、それにより子供が受けた精神的な影響がなくなるわけではありませんので、そういった意味では、裁判というのはお互いに不幸な事態といえます。
なので、そのような事態にならないように、担任の先生が動いてくれないようであれば、早急に、校長先生や教育委員会に相談するとよいと思われます。 |