不動産の法律ガイド



隣地からの雨水を何とかしたい(人工的排水)について

人工的排水の場合はどうですか?

人工的排水については、隣地に雨水を直接排水する工作物を設けることは認められません。

例えば、隣地に面して傾斜している屋根に雨どいが設置されておらず、そのために隣地に直接雨水が落ちていくような場合がこれに該当します。

これは、実質的にみると人の土地を利用しているのと同様ですから、許されないことですから当然といえます。

人工的排水の場合はどのような請求ができますか?

このような場合には、被った損害について賠償請求できます。

また、雨水が入ってこないように設備を施行するよう請求することもできます。

ちなみに、高地の所有者が浸水した土地を乾かすためなどの場合に、例外的に低地に水流を通過させることができる場合がありますが、その場合でも最も損害の少ない方法でなければならないとされています。


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