高層ビルが建つのと同時に受信障害を受けたら?
テレビというのは、空中のテレビ電波を受信している映るものなので、その電波がさえぎられると映像に障害が出ることがあります。
つまり、テレビの電波は、携帯電話の電波と同様、場所によって入りやすいところと入りにくいところがあるということです。
これまでは映りがよかったのに、ビルが建つのと同時に受信障害が起きたということは、その高層ビルが原因である確立は高いといえそうです。
しかしながら、テレビの受信障害の原因としては、高層の建築物以外にも、何か建物が建ったためにそれに当たって反射してくる電波を再度受信してしまう、といったことも考えられます。
受信障害は電波との兼ね合いで起こるものですから、素人には判断が難しいのです。なので、こういった場合には、専門家に調査を依頼して、原因をはっきりさせるのが先決と思われます。
受信障害の原因がが建築物だった場合は?
テレビの受信障害が建築物によって生じているとわかった場合には、建築主の責任で対処してもらいます。具体的には、電波障害がある場所に共同アンテナを設置してもらうなどの対処法です。
また、テレビがまったく映らなくなったといった、受信障害が受忍限度を超えていると判断される場合には、妨害排除請求もできます。
なお、共同アンテナの設置は、高層ビルを建築中であれば「建築主」に、ビルが建った後であれば「建物の所有者」に請求することになります。
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